みみ・はな・のど 病気解説

咽頭異物

飲み込んだ異物が咽頭にひっかかることがあり、これを咽頭異物と呼んでいます。

異物の種類として圧倒的に多いのは魚の骨(鮭、サンマ、ホッケ、ウナギなど)で、多くは口蓋扁桃(のどちんこの左右に1個ずつあります)に刺さっていますが次に多いのは舌根扁桃(舌の付け根にあります)で咽頭後壁や軟口蓋に刺さることはほとんどありません。

口蓋扁桃の比較的見やすい場所ですとピンセットで摘出することはできます。

舌根扁桃などで嘔吐反射の強い方の場合は、鉗子付きのファイバースコーブを挿入し、異物を摘出する場合もあります。

明らかに異物が下咽頭や食道入り口内部にある場合(魚骨やPTP(薬のシート)など)は当院では摘出は困難ですので内科に依頼して胃内視鏡下で摘出してもらうこともあります。


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